トランス式USB DAC内臓FET式差動ヘッドホンアンプ


ヘッドホンで聴く6N6P全段差動PPアンプの音が想像以上だったので、やはり一度はヘッドホン専用アンプを作ってみたい、と。そこで、一昨年作ったトランス式USB DACを改造して、USB DAC内蔵のFET式差動ヘッドホンアンプを作ってみることに。設計はいつものとおりぺるけさんの設計をそのままいただき、今回はユニバーサル基板編のver3とした。

元になったトランス式USB DAC(2017年6月)

元になったトランス式USB DAC(2017年6月)

トランジスタなどについては、ぺるけさんが下記のようにおっしゃっていただいているのに甘えて、まだ在庫のある2SK170-BLの2ペアと2SA1358、2SC3421-Y1ペアを頒布していただいた。大変なご病気にもかかわらず頒布いただき、ご家族の皆様にも改めて感謝申し上げます。

★自力での選別はかなり無駄が出る上にペアになれなかった個体の使い道はありません。
★頒布されているものについては無理して選別しないことを推奨します。

初めてのユニバーサル基板工作

初めてのユニバーサル基板工作

いつものように残る部品を千石、秋月から調達した後、製作に着手したのだが・・・・・。

待っていたのは、予想もしていなかった問題だった。

それは、限られたシャーシ内での部品配置だった。これまでは、ほとんどがぺるけさんの実体配置と配線を模倣するだけだったので悩むことはまずなかったのだが、今回はほぼすべてを自分で決めなければいけない。構想は頭の中で大体できていたのだが実際に線引きしてみると、アララッ!?部品と部品がぶつかって収まらなくなってしまう、なんてことに。

トランス式USB DAC内臓FETバッファ式ヘッドホンアンプVer3 これまででもっとも部品配置密度が高くなった

トランス式USB DAC内臓FETバッファ式ヘッドホンアンプVer3
これまででもっとも部品配置密度が高くなった

そんなこんなで、ようやっとのこと作り上げたトランス式USB DAC+FET式差動ヘッドホンアンプがコレ。トランスの取りつけ位置を目いっぱい狭くとか、ラグ板を斜めに配置したうえにヤスリで角を落とすとか、冷や汗三斗とまではいかないまでもたっぷり一斗くらいは出るほどギリギリの部品配置なった。あらためて、精緻といってもいいほどに練りに練られたぺるけさんの配置設計に舌を巻いたことだった。このあと、実際に試聴してみてまたひとつ課題が。
二連ボリュームスイッチの左右バランスが違うのだ。使い慣れたアルプスのK27-A50k2連を使いたかったのだが、これもスペースの関係でより小型のRK097-A50k2連に変更したのが発端だ。
だいぶ前から左耳が低域を聞きにくくなっていたのは自覚していたので、そのせいかとも疑ってみたが原因はやはりボリュームのようだ。小型なゆえの宿命か、試聴していてはっきりわかるほど左右のバランスが違っている。
しかし、ここにもぺるけさんの救いの手があってなんとか解決に(興味のある方はココです)。

さて、いままでで一番苦労したヘッドホンアンプを聴いてみた結果はといえば、素直でクリアな音色は文句なしだが、スケール感などは率直に言って6N6P全段差動のほうが一枚上かな?。


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