『気どった死体』 サイモン・ブレット


もともと物事を深く考え詰めるのは不得手で、軽~いノリとシャレたミステリーが好きだ。たとえば、ヘンリー・スレッサーの短編やジェイムズ・ヤッフェのブロンクスのママシリーズ、昨今ではローレンス・ブロックの泥棒バーニイシリーズなど。

この作品は、シャレとユーモアを得意とするサイモン・ブレットによる1986年発表のパージェター夫人シリーズ第一作です。
サイモン・ブレットという作家は、英国放送協会(BBC)のラジオ・テレビプロデューサーとして脚本作家の経歴をもつという。加えて学生時代からの演劇好きとあって、中年の売れない俳優チャールズ・パリスを主人公にした1975年の『邪魔な役者は消えていく』を皮切りにミステリー作家としてのデビューを果たしたという。

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。
一度ページを再読み込みしてみてください。

ユーモアと軽みが持ち味のこういったミステリーに論理的で本格的な謎解きを期待すること自体そもそもお門違いもいいとこなんだろうが、それを承知のうえであえて申し上げれば、必要なときは打出の小槌のようにあらわれて欲しい答えをもたらしてくれるその道のプロや、唐突すぎの感が否めない犯人の特定など、あまりといえばあまりに都合のいいプロットはさすがにチョット無理無理の感があるんじゃあなかろうか。
と、ここまで書いてきて、なにやら無粋のきわみといった声が聞こえてきそうなので、今回はこのへんで幕引きとさせていただきましょうか。

 


atmos-nwp

atmos-nwp の紹介

主に50~80年代の海外ミステリーの紹介を兼ねて読後感を綴っています。本格、倒叙、ハード ボイルド、冒険、スパイ、安楽椅子、ユーモア系等ジャンルは問わず読み散らかしてきました。ときには散歩の道をそれて50~70年代のモダンジャズやスキー、バラ園芸にもふれています。HP「気象と気候値のページ」も運営していますので、興味のある方は一番上のタイトルの下にある<気象と気候値のページへ>をクリックして是非お立ち寄り下さい。
カテゴリー: 海外ミステリー パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*