6DJ8全段差動PPアンプ


ここ5年というもの、300Bシングルキットを皮切りに、6N6P全段差動PP、6AH4GT全段差動PP、そして71Aシングルと、文字どおりコワイもの知らずで突っ走ってきた。

“シロートはこわいネ”

なんていう声も聞こえてきそうだが、な~に知ったこっちゃない。ああでもない、こうでもないとシロートなりに悩みながら作る楽しみはもちろん、作り上げたアンプがそれぞれ違った音で好きな音楽を聴かせてくれる。こんな贅沢な時間、そうそうもてるもんじゃありません。

そんな5年間の総仕上げとでも言おうか、これが最後のアンプ製作と決めて、ぺるけさん設計の6DJ8全段差動PPを作ることにした。
きっかけは、先だって6N6P全段差動PPにヘッドホンジャックを追加加工して、はじめて聴くヘッドホンの音に魅入られたことで、評判の6DJ8全段差動PPの音も聴いてみたくなったというものだ。おそらく今回の6DJ8全段差動PPを製作した後は、これ以上のモノは作れないだろうという予感もあった。

むかって左が6DJ8全段差動PP、中央が6N6P全段差動PP、右が真空管+トランスバッファ式USBDAC

むかって左が6DJ8全段差動PP、中央が6N6P全段差動PP、右がトランス+真空管バッファ式USBDAC

 
いままでの数々の失敗が肥しになったのか、特に大きな問題もなくなんとか作り上げた6DJ8全段差動PPの音は、といえば。
明快で小気味いい音で楽しませてくれる6N6P全段差動PPの音に比べ、こんな小さな真空管のどこにそんなパワーが、と驚くほど力強くスケール感のある音を響かせる。これを製作した多くの方が一様におっしゃっているように、特にのびのある低域が特徴だと思う。気分が滅入ったときも明るくキレのいい音で励ましてくれる6N6P全段差動PPはもちろん好きだが、この6DJ8全段差動PPは幅のあるオトナの音というべきか。
どちらも、この先ずっと僕の六畳間の大切な存在であり続けるだろう。

(後日談)
ぺるけさんが最後の特注Rコアトランスを募集しているという。
この記事を読んで、まだ作りたいものがあったことにハタと気づきました。ただ、あんな高度なモノは僕ごときに作れるわけがないと、かたくかたく思い込んでいた。

それは、フォノイコライザアンプ。

6DJ8全段差動PPが「最後のアンプ製作」と大見えを切った身ではあるが、速攻で前言を撤回します。今は、marantzのプリメインをプリにして別室の300Bシングルにつないでいるが、このRコアトランスを使ったフォノイコライザアンプを作ります。

卒業製作として、相手に不足はな~い。(心配なのは僕の腕のほうか。)

 


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主に50~80年代の海外ミステリーの紹介を兼ねて読後感を綴っています。本格、倒叙、ハード ボイルド、冒険、スパイ、安楽椅子、ユーモア系等ジャンルは問わず読み散らかしてきました。ときには散歩の道をそれて50~70年代のモダンジャズやスキー、バラ園芸にもふれています。HP「気象と気候値のページ」も運営していますので、興味のある方は一番上のタイトルの下にある<気象と気候値のページへ>をクリックして是非お立ち寄り下さい。
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